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1/15日はほんと久しぶりにクラシックのコンサートで新宿のオペラシティへ。
これは行かねばならなかったコンサートなんです。

「フランス音楽の彩と翳」Vol16・「麗しのマリアンヌ」

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、指揮は矢崎彦太郎さん。

マスネ:組曲第7番「アルザスの風景」
ダンディ:「フランス山人の歌による交響曲(セヴェンヌ交響曲)」(pf. 相沢吏江子)
マニャール:交響曲第4番 op.21

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お目当てはアルベリク・マニャールの交響曲4番。まさかこの秘曲?を 生で聴けるとは思わなかったです!なにしろ、サン・サーンスの3番とフランクの交響曲以外は、フランスにまともな交響曲なんてないと思ってる人がいるぐらいで。

指揮者の矢崎さんすみません~今回はこのお目当ての曲だけを聴きました(マスネの「アルザスの風景」 とダンディの「フランス山人の歌による交響曲」はちょっと苦手な曲で……)。

今回の演奏会は、フランスへの強い愛国心を抱いていた3人の作曲家を紹介したもの。3人は19世紀末の普仏戦争から第一次大戦ごろの、フランスの困難な時期を生きた作曲家たち。人間には創作という素晴らしい面と、暴力という業の両面がある。その二つの面を考えてほしかったプログラム、だったそうです(演奏会の後の、矢崎さんの舞台からのトーク)。

あーそんなこととは色々知らずに、矢崎さん全部聴かないですみません~
でもほんと素晴らしい演奏会でした。



アルベリク・マニャールは、ニールセン、デュカ、シベリウス、グラズノフと同じ年に生まれ、マスネやダンディに学ぶ。ロパルツなどの盟友作曲家もいますが、生来の厭人癖があり、39歳のときパリの北のバロンという田舎に移ります。

しかしそれから10年後の1914年、第一次大戦で、邸に侵入してきたドイツ兵に対して、妻子を逃がして独り残っていた彼は自衛のため銃を執り、戦死。享年49歳。館は火をかけられて全焼、多くの楽譜が灰になってしまいました。

彼の作風はフランスの作曲家としては異例なほどベートーヴェン=マーラー的で、渾沌と至高なものへの希求が交錯します。よく「ブルックナー的」と評されるらしいけど、彼の魂は信仰をもって天界に到るにはあまりに苦悩と葛藤が多く、マニャールの音楽に聴かれる清浄さは、彼の意志力のたまものではないかと思います。
(写真左がマニャール、中がロパルツ、右がイザイ)

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今回演奏されたマニャールの交響曲4番は、長らくプラッソン=・トゥルーズ・カピトール国立管の盤しか持っておらず、むかしからアンセルメの3番ばっかり聴いてて、正直、「4番はなんかごしゃごしゃしてるなあ」という印象でそんなに真剣に聴いてきませんでした。

死の前年に書かれたこの第4番は彼の最高傑作と目されていますが、今回、矢崎さん指揮の生演奏を聴いて「こんなにいい曲だったのか!」と大感激しました。
第1楽章前半の渾沌と後半の弦楽の美しさ(「マニャール節」ともいえる独特の世界を生で聴いている自分に興奮)、悪魔が弾いているような奇怪なヴァイオリンの調べが入り込んでくる第2楽章が印象的でしたが、白眉は、フーガやコラールを用いてブルックナー的な浄化へと昇らんとする第4楽章。
最後はもう眼を開けて聴いてられない感じです!

時間にして40分ほどなのに、こんなに充実した音楽空間を築くマニャールの絶対音楽力に感嘆しました。

プラッソン=・トゥルーズ・カピトール国立管のCDの演奏は流麗さでは勝りますが、矢崎さんの指揮は、作曲家の意志や葛藤を描き出した力強い演奏だったと思います。
残念なぐらいの客の入りの少なさだったが、いつかぜひ3番や1番も振ってほしいです。



プラッソンの振るマニャールの「葬送の歌」op.9を聴きながらこれを書きました。
タイトルからは考えられない、闇や悲嘆が続くのではないひたすら美しい曲で、聴いてて心救われます。


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2010.01.18 Mon l 未分類 l COM(3) TB(0) l top ▲
皆様、今年もよろしくお願いいたします。

正月は元日から、郷里の富山で雪かきでした。
雪かきなんて学生のとき以来つまり30年以上やってませんでしたが、雪の匂いも懐かしく(雪に匂いがあるってことを知らない方もいますが……)、作業しているうちにホカホカ汗をかきました。
私の雪かきは1日だけなんですが、東京に戻ってからは、大雪になったら、母がまた一人で雪かきをせねばなりません。北陸新幹線ができたら2時間で帰れるのですが……。

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東京に戻る日の午前中、地元のショッピングセンターに。
そこのそば屋さんで一服していたら、超懐かしいものを発見。
瓶入りジュースとコーラが売られているではないですか!
もう絶滅したものと思ってました。

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学生時代、自動販売機で買って、機械についている栓抜きでガコンと王冠を外してゴクゴク飲む夏の思い出がよみがえります。

一体この瓶は何年くらいリユースされているのでしょう?
あとでウェブで調べたら、瓶詰めジュースやコーラは、酒屋さんや銭湯でいまでも現役で売られてるそうです。

むかーし好きだったあの子が口をつけたコーラの瓶もどっかでリユースされているのでしょうか? 自分がその瓶からコーラを飲む確率はジャンボ宝くじの当選率よりはるかに低いんでしょうが……。

実家の食器棚には、私が子どもの時から使われてるガラスのコップがあり、いまでも使われています。

ペットボトルのリサイクルもいいけれど、瓶の「リユース」がもっと復活すればいいのになと思いました。
日常捨ててるいろんなガラス瓶の容器のゆくえがちょっと気になってきます。

今朝は、ミルクジャム(美味!)の瓶を空にしましたが、再びジャムの瓶になることがあるのかな……。
2010.01.05 Tue l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲